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朝、バイト先に向かってほてほて歩いていましたら、道路の反対側の歩道でドテッと音がしまして…何だい?と思って見たら、じいさんがうつぶせに倒れておりました。その時はああ、転んだのかな〜と思って取り敢えず立ち上がるのを助けようとしたんですが、引っ張ってもじいさん起きあがれない。よく見たら顔の辺りに血溜まり! これは転んだんじゃなくて血を吐いて倒れたのか!!?? じゃあ起こしちゃまずいのか!? どうすんべ!! とパニくっていましたら、バイト先(すぐそこだったのです)の奥さんが気付いて出て来てくれてとりあえずホッ。ひとまず一緒にじいさんを移動させよう…と思ったのですが、奥さん
「救急車呼ぼう!」
と即決。救急車かよ! いかん、おおごとになってきた…とじいさんも焦ったのか、立ち上がろうともぞもぞ動きはするのですがどうも上手く立ち上がれず、私は私で「大丈夫ですか〜」を連呼するばかり(使えない。)…とりあえず血溜まりは単に顔に怪我したせいだったみたいなので安心したのですが…顔の怪我ってホントにすごい出血するんですね…。
そのうちサイレンの音が聞こえてきたのですが、角の向こうから姿を現したのは…消防車(笑)。なんで!?の一言に尽きます。ビックリした…なんて通報したかは知らないけど事故かなんかと思われたんでしょうか? 消防車の後に救急車もちゃんとくっついて来てました…。付き添いさせられるかと思ったけどそういう事もなくここでお役御免。ストレッチャーに乗せられたじいさんの「参ったなァ…」という顔は忘れられません(笑)。まぁ顔の怪我もきちんと消毒&治療してもらえるだろうし、お年寄りだから万が一骨折してたりするかもしれないからさ! これで良かったんだよ、じいさん! …と心の中でエール(という名の言い訳)を送っておきました。
それにしても心強かったのは、通りすがりに自転車を置いて寄って来てくれた大学生くらいのお兄さん。周りをうろうろしながら「大丈夫ですか!」と声をかけ、私と一緒にじいさんの背中をナデナデし、サイレンが聞こえるや「呼んで来ます!」と走り出して行ってしまったお兄さん。その使えなさっぷりに、同じく使えない子だった私はものすごく励まされました。いつの間にかいなくなってたけどいい人だったよ。
そんなわけで朝からビックリの出来事でした。いつもバイトの日は午前中一杯くらいは寝ぼけまなこ〜なんだけど今日は流石に目が覚めたよ…そして救急隊員のひとは朝からシャキシャキ動いてすごいもんだね! 感動しました。