じんせいいろいろ

うちのばあちゃんは御年97歳。ハッキリ言って、完ッ全にボケてます。と言っても食事とトイレ(自力で行く)以外はほとんど寝て過ごしているので、外に出て徘徊したりとか、そういう危険な行動は無いのですが…たまにぷちぷちやらかしてくれます。
そんなばあちゃんのプチ事件その1。朝、母が起きると食卓に小皿にあけた猫のご飯(パウチ型のやつ)が乗っていた…。どうやら夜中に小腹のすいたばあちゃんが見付けて、開けて、食っちゃったらしい。その後起きたばあちゃんは、「美味しいお刺身貰ったから、皆で食べなさいね」と言っていた。その後、猫のご飯はばあちゃんの手の届かない高い場所にしまうことになりました…。
その2。今や夢と現実の境目の無いばあちゃん。ある日、寝ていたかと思うと急に起きてきて、母に「荷物送ったんだけど、届いたって連絡来てないかねぇ」と聞いたそうです。え?おばあちゃんどこに送ったの?と聞いたら「アメリカ」だって。何故アメリカ(笑)と思いつつ、何を送ったの?と聞いたらばあちゃんは無垢な瞳で「うんこ!」と快活に答えたそうです(笑)。ばあちゃんも「なんであんなもの欲しがるんだろうねぇ…」と訝しげにしていたそうな。こっちが知りたいよ…。
斯様に、人はボケると意味不明な行動を取るようになります。ばあちゃんのボケに日々振り回されている母は、今からボケ防止にとレーズンをもりもり食べてます。