ねこ探偵

家に帰ってきたら、出しっぱなしになっていたねこのエサ皿が変。つるっつるのぴっかぴかに食い尽くされている。
…ハナはこんな食べ方しない。絶対残すのです。パンだったら完食するけど食べ方がヘタなので、皿の周りにボトボトこぼしてあるはず。これは、第三のねこの仕業に違いあるまい…!!
とか思いつつ、ふと2階を見上げたら、野良猫シャー太郎がこっそりと弟の部屋に入っていくところでした…。
後で調べたら、どうやら洗面所のサッシを開けて侵入した模様。こいつ、サッシなんか平気で開けますからね…鍵必須です…。
そんなわけで、そっと弟の部屋に行ってみたら、シャーはベランダへ逃げようとしていたみたいです。んが、サッシを開ける前に私に見付かってしまい、「しまったー!!」という顔をしていました。私は弟の部屋の入り口をそっと閉め、退路を無くした哀れな野良猫を
「ふははー!! どうする、逃げ場は無いぞー!! わーるいねこちゃんはどうしてくれようかー!!」
と散々いじめたあと、サッシを開けてやりましたとさ…。
しかし、未だに人間に心許さず、指一本で鼻を撫でさせるのが精一杯のくせに、やたら家に侵入しようとするねこの気持ちはよく分からん…。