ろくぎゃつ!

6月のネカフェ日記です。最近ねこ16歳の食欲がすごいです。野良猫でももうちょっと太ってんぞって言われるやせぽち猫なんですが(我が家の他の生き物は人間から金魚まで全員デブなのに…)、ほんのりふっくらしてきて嬉しい…。反面、つい蒼天航路のラストでそそさまが「死ぬにも力がいる」つってもりもり飯食ってたのを連想してしまい妙に心配になる飼い主でした…。

ハイパーマイナス志向人間なもんで…子供のころは家族で外食する度に(豪勢なのは最後の晩餐だから…きっとこの後一家心中するんだ…)と思っていました。ネガティブに想像力豊かなんです…。

さて、BS12で始まった中国ドラマがむちゃんこ面白いです! 

全地球人に履修してほし~! そんで全地球人に萌え語りしてほし~!!  1930年代のお話で、京劇の名優さん商細蕊と実業家の程鳳台の友情モノ?なんですが、もうただただ面白い! 凍えるような寒さの北平の煤けた色合いの景色や建物の美しさ、帝政が終わりガラリと変わった世の中で荒々しくも生き生きと暮らす人たち、伝統と革新を生きる京劇俳優たち。

商細蕊のキャラがまた素晴らしいんです…天才肌の変人。最初のころに、舞台直前に嫌がらせされてピンチになる場面があるんです。助力を申し出た程鳳台に「あなたは(姫君を助ける)英雄かもしれないが、私も英雄だ」って断って、自力でピンチを乗り越えるの…もうね、鳳台くんと一緒に落ちましたよね、商細蕊沼に。

あとオープニング曲の最後に呟くようなセリフが入るんですが、それがめっちゃ素敵なんですよ…日本語訳だと「知音とは何ぞや 友の歌声だ 今も聞こえる」っていう……おぉん…てぇてぇ…。このフレーズ考えた人天才…訳した人も天才…初見でも沁みましたけど、ストーリーが進むごとに現在進行形で沁みてますのです…。

正直、見る前は期待する気持ちと期待しない気持ちが半々だったんです。「コウラン伝」がひどかったので…。「コウラン伝」は2話を1話に無理やり編集したからというのもあると思うんですが…それにしても、どこまで行っても説明セリフばっかりで紙芝居みたいなドラマで…衣装や建物は美しかったけど、どこもかしこもピカピカ明るくて住宅展示場かよ…みたいな…。

そんなわけで「瓔珞」スタッフ再結集!という触れ込みにはイマイチ信用がおけねぇ…と思いつつ見始めた「花海棠」でしたが、おかげさまで「瓔珞」以来のドはまりです、ありがとなっしー!! 時代的に今後どうなるんじゃい…という心配はありつつ毎日楽しみに見ていますー!

いま「如懿伝」が佳境でエッッッッグイ展開で、観てる方までソウルジェム真っ黒になるんで…続けて「花海棠」観て浄化しないとマジで夜寝れません…(笑)。マジで1日1話ペースで観るのが辛すぎて、もう残り10話ばかりはレンタル借りてきて一気見しちゃお…と思いつめて ゲオに行ったら、同じこと考えてた人がいたのかラスト数枚だけ借りられ中でしたわ…。